「死神の浮力」 著・伊坂幸太郎 あらすじ・感想
みなさんこんにちは。今回紹介するのは前回の記事(http://kamenriderbureido.hatenablog.com/entry/2016/08/12/225918)
で紹介した「死神の精度」の続編である「死神の浮力」です。
・あらすじ
「娘を殺された山野辺夫妻は、逮捕されながら無罪判決を受けた犯人の本城への復讐を計画していた。そこへ人間の死の可否を判定する“死神”の千葉がやってきた。千葉は夫妻と共に本城を追うが―。展開の読めないエンターテインメントでありながら、死に対峙した人間の弱さと強さを浮き彫りにする傑作長編。」
・感想
前作と違い今回は長編作品をとなっています。
今回は千葉が調査する小説家が復讐を企む相手としてサイコパス(本城)がでてきます。こいつがかなりキャラが濃くて、千葉との絡みがとても面白いです。
死神シリーズのテーマである「死」という重いテーマを考えさせられることが多かったですが、千葉のズレた言動や他の調査の時の話(参勤交代など)で笑える場面でも多かったです。
今回は多分伊坂作品に一番でているあの男もでてきますよ!
是非読んでみてください。
コメントもとても励みになりますので是非お願いいたしますm(._.)m(あと紹介してほしい本がありましたら是非教えてください)
Twitter始めました!@kamenriderread
「死神の精度」 著・伊坂幸太郎 あらすじ・感想
みなさんこんにちは。今回は「死神の精度」を紹介します。
・あらすじ
「CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。」
・感想
結構伊坂幸太郎さんの作品は読んでいて、いつも伏線回収がうまい作家さんなんですが、この作品は伊坂作品のなかでもコメディ要素が特に多い気がします。でも、伊坂幸太郎さんの作品を読まれている方には嬉しくなるような人が登場します。
伊坂幸太郎さんの作品としては易しいほうだと思うので、伊坂さんの作品を読んだことがない人におすすめです。
おすすめ本5選①
みなさんこんにちは。
夏休みは暑くて読書なんてする気になれないと思いますが、そんな暑さも吹き飛ばすような面白い本をご紹介します。
°「ボッコちゃん」 星新一
星新一といえば言わずと知れたSF作家でありショートショート作家でもあります。
そんな星新一の様々な話が読める短編集となっており、ほんのすこしの時間で一つの話が読めるので、本をあまり読まない人にも勧めやすいと思います。
この作品は映画化もされ、映画も小説も大ヒットしました。
東北の湯長谷藩という金がなく人もいない藩に5日間という短い期間で江戸に参勤交代せよと幕府から命令があり、とても民思いな殿様とその家臣が試行錯誤して参勤交代をするコメディタッチな話です。
映画は見ていませんが、小説は本当に超高速!で読み終わりました。とてもテンポよく話が進みながらもしっかりとしたストーリーが楽しめます。
°「七回死んだ男」 西澤保彦
この作品はミステリーとSFの融合された話です。
不定期に同じ日が何回も続いてしまう能力を持つ少年が、正月に親戚全員が祖父の家に集まった中で祖父が殺された日に能力が発動され、少年が犯人を推理するという話です。
一般的な推理小説よりもコメディ要素が入っており読み易くなっています。
°「ジェノサイド」 高野和明
この一つ前の記事でも紹介しましたが、とても素晴らしい作品です。
詳しいことは前の記事を見て頂きたいのですが、とても長い作品なので再び紹介しました。
°「葉桜の季節に君を想うということ」
この作品もとても有名な推理小説です。
「 なんでもやってやろう屋」を自称している元探偵の男は知人から悪徳業者の調査を頼まれ、そのうちに自殺をしようとしていた女性と出会って…というような内容ですが、これ以上紹介するとネタバレしそうなのでやめておきますが、絶対に騙されることを保証します。
☆最後に
今回は夏休み向けに長編の小説を多めに紹介させて頂きました。
是非この機会に様々な作品を読んでみてください。世界が広がりますよ。