「闇は知っている」 池波正太郎著 あらすじ・感想
池波正太郎著 「闇は知っている」を読みました。
あらすじ
「抜き差しならぬ人間関係のしがらみと、一瞬の気の緩みが死につながる暗黒街にうごめく男たちの凄絶な世界を描く時代長編」
感想
初めて池波正太郎作品を読みました。
今まで何度かさいとうたかをの「鬼平犯科帳」を読んでいたのでなんとなく世界観は知っていましたが、やはり絵と文章では伝わる迫力がどちらも違うスゴさがありました。
主人公の小五郎は殺し屋をやっており、その世界での争いがこの小説のメインテーマです。
かつての恩師の隆浄や、剣技を教えてくれながらも殺されてしまった杉山弥兵衛、小五郎のような殺し屋を必要とする人たちとの間で「殺し屋」として生きる小五郎の活躍が面白いです。